学生に「書いとけ」と言われたので、過去の卒業生たちの内定先。

◆情報・通信/アマゾンジャパン、ソフトバンク、NTTデータ
◆マスコミ/電通、博報堂、アサツーディ・ケイ、サイバーエージェント、オプト、主婦と生活社、朝日新聞社、日本放送協会
◆商社/伊藤忠商事、メタルワン、阪和興業
◆メーカー/京セラ、キーエンス、LIXIL、川崎重工、イシダ、日本精工、日本ハム
◆サービス/ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、セブン-イレブン・ジャパン、セガホールディングス、テイクアンドギヴ・ニーズ、SGホールディングス、エルメスジャポン、カルチュア・コンビニエンス・クラブ、ファーストリテイリング、ニトリ、トムス・エンタテインメント
◆コンサル/アクセンチュア、リンクアンドモチベーション、船井総研、ワークスアプリケーションズ
◆金融/香港上海銀行、SMBC日興証券、JCB
◆人材・教育/リクルート各社、ベネッセコーポレーション、パソナ、日本公文教育研究会、インテリジェンス


いや、別に「すごいだろ~」とかそういう話じゃないんです。
むしろ内定先を公表するなんて、はしたないし品がないと思っています。ホントに心の底から…。ぼくがすごいわけじゃなくて、本人たちのがんばりがあってこそ。そもそも個人的には「大手・有名企業ばっかり志望してんじゃね~よ」と思っているクチです。

とはいえ、「『就活ゲーム』なんて無名の怪しいコンテンツだからこそ、学生に信じてもらうには内定先を公表したほうがいいんです!」と学生に言われて、たしかにそうだと思ったんです。それで、止むなく…。



ただ、わざわざ書くからには、伝えておきたいこともあります。

上記に挙げた会社で、45社。
で、ぼくが会う就活生って、年間せいぜい10人程度です。
(今年はもうちょっと多かったけれど)

つまり、この6年間の就活生全員で70人もいない。
そんな卒業生たちが、こうした会社に入っていってがんばっている。そういう意味では多少の自負もあります。

むしろ個人的には「1万人以上の就活生を!」とか「何千人の卒業生が!」という就活コンサルではないからこそできたことがあるし、年間10数人だからこそ、彼らとしっかり向き合うことで教えてもらったこともありました。
彼らと一緒に、就活だけじゃないいろんな話をしてきたからこそ、「8キャラ」の概念が生まれたし、精度を上げることができた。「7つの奥義」や「SGモデル」も、彼らなしではできてないどころか、ぼく自身でさえいまだに就活病だったかもしれません。


大事にしてきたのは「ニセ勇者を演じさせない」こと。
そして「学生に合わせて、理論を修正し続けること」ことでした。

やっぱりぼくは従来の就活法に対しても、それを金太郎飴のように生産する大人たちにも疑問を持ち続けていて、その根本的な原因がこの2つだと考えてきました。

「理想的な就活」や「理想的な自己PR・志望動機」みたいなものに、学生を押し込めていくやり方。学生の良さを知ろうとすることもなく、引き出そうとすることもなく、従来のやり方の枠にいかに合わせさせるか。それじゃ、学生も疲弊するし、企業にとっても良くない。

「就活ゲーム」は、ぜんぜん有名じゃないし、メジャーな就活法でもありません。よゆ~のマイナーでニッチな就活法です。
でも、たぶん世の中で「正しい」とされている就活法よりもよっぽど成功率が高くて、学生本人にとっても、楽しみながらできる可能性が高い就活法だと思っています。

70人程度の学生たちが、上記の会社から認められた(というか認めさせた)というのは、そういうことについて、ちょっとした証明にもなるんじゃないかな、なったらいいな、せっかく恥を忍んで公表する以上、そう捉えてほしいな、と。


世の中の学生たちには、まだまだ可能性があります。
それを潰さず、芽を摘まず。
たかだか就活ごときで、学生を疲弊させちゃあいけない。
そんなことを考えながら、「もっと就活ゲーム広まれ!」と念じています。
今期もネオ就活ゲームを書いていきますので、ぜひぜひお楽しみにしていてください。

楽しく、気持ち良く、適当に!